2004.12 ラオス北部山岳地域のムラ
21日・22日・23日・24日・25日・26日・27日・28日・29日・30日・31日(1月1日)

 2004年12月22日、0530に起床。日本時間では0730だから少し目覚めが遅
い。ホテルの朝食バイキングはタイ料理と洋食で、中華粥がなかったのが残念。
鶏の入ったベトナムのフォーを注文、細麺がおいしかった。0800に専用車でホ
テルを出発。ガイドはいないが、運転手のおじさんは片言の英語は話すらしい、
最もこっちも片言だが。
 ウドンタニーから東へ自動車で1時間、かつて東南アジア最古の文明といわれ
たバーン・チアン遺跡の博物館に到着。遺跡は世界遺産に登録されている。博物
館の入館料は30B。1階には独特の彩色土器、青銅器や鉄器が展示してあるがほ
かの遺跡の出土品。2階にある土器群がこの遺跡の出土品である。土器群を眺めるが、あまり生活の匂いがしない出土物のようで煮炊きをした土器がない?いったいどのような遺跡なのか?
 博物館から自動車で数分の所にワット・ポー・シー・ナイの発掘現場が公開され
ている。上屋がついた発掘現場は地下3mの深さで地表1mは攪乱層みたいだ。こ
の場所にも英語とタイ語の解説パネルがあるが、日本語の解説テープが流れてい
る。どうやらこの遺跡の発掘地は、墓域のみなのではないだろうか。
 発掘地を見学後1000に出発。途中の道は舗装が行き届き、自動車はタイ東北
部の農村風景の中を軽快に走り抜ける。1200頃にはタイ国境のノーンカーイ友好
橋のたもとに到着。タイの出国審査後に、10B払って国境の橋専用の乗合バスに
のる。
 メコン川を渡って無事にラオスの入国審査所へ。30ドルのビザ料金を支払い
20分程度の待ち時間でビザ取得。入国審査を終えて、なぜか10B支払ってラオ
スへ。国境で専用車の迎えが来るはずだったが手違いで到着せず。バス乗場のレ
ストランで焼豚とライス、ビールを飲んでからタクシーでビエンチャンへ到着。
5年ぶりの首都は結構賑やかになっていた。
 首都の街並みに大差はないものの、小綺麗なカフェや洗練されたショップが増えている。道も気持ち小綺麗になったかも。少し感激しながら街をぶらついて夕方のメコン川の川岸へ到着。こちらは定番の観光スポットで、これがなければビエンチャンではない。
 メコン川の対岸であるタイに沈む夕日を見ながら、椰子の実ジュースで乾杯。川沿いの屋台には、蝦とか貝とかのシーフード(ラオスは内陸国だからタイから持ってきたと思われる)がお目見えして、だいぶ雰囲気も立派になった感じがする。
 今宵の夕食は、市内のコープチャイドー・フードガーデン。この食堂は、前回の旅行中に二度ほど食事をしたが、帰国した1ヶ月に爆弾テロにあいすっかり有名になった。入口ではガードマンがセキュリティチェックをし、中は外国人で超満員。すっかり立派になったが、神野さん曰く「焼け太り状態とはこのこと」。年々、増築して大きくなり、爆弾被害の面影はない。久しぶりのラオス料理とビア・ラオですっかり満腹になり、第二夜はデイ・インホテルでおやすみ。

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