2004.9 中華人民共和国北京のそら
22日・23日・24日・25日・26日・27日・28

 2004年9月23日、前回の北京行きは8年前で故宮周辺の短い行程だった。今回は周辺各地をあちらこちらとバスで回ろうと予定。初日は、北京のはとバスこと「旅遊バス」で万里の長城と明の十三陵を回ることにする。「地球の歩き方04〜05・北京(以下、歩き方)」で情報を仕入れる。歩き方によれば、北京駅からもバスが出ているとあるが、バス乗り場が見つからない。係員らしき人に聞くと「ちえんめん」というので路線バスで前門に、ここは北京の中心で観光客のたまり場なのである。前門の旅遊バス乗り場は、すぐに見つかって乗り場で50元支払って、バスに乗りこむ。9時30分にバスは出発したが、このバスはかなり遅い出発らしい。バスの乗員は私以外すべて中国人で、ほぼ満員で出発した。
 前門から出発して小一時間、車掌のお姉さんは機関銃のように北
京語をしゃべりっぱなし、ツアー参加者も結構ノリノリで中国人観
光客の意外な一面を発見。けれど中国語の説明はサッパリわからず
閉口したが、はじめから中国人向けツアーに参加したので仕方がな
いとあきらめる。バスはやがて郊外の山稜をぬって谷を走行中、
前方に石作りの城が見える。
 「万里の長城だ」、バスが最初にやってきたのは「居庸関長城(きょうようかんちょうじょう)」歩き方をみると険しいことで有
名らしい。入園料20元を払い、城門のなかへ。まずは、長上に
そびえる3つ目の砦を目指して歩き出す. つらいのは最初の砦まで、
汗が出たが夢中で上り始めると風が心地よい。
 時間はあまりなかったが、気がついたら4つ目の砦まであがって
いた。しかし、まだ上があるではないか。ここであきらめて下山。
途中の眺めは最高で東側には緩やかな城壁が続いている。
バスの集
合時間を気にして下山したが、まだ2分前なのにバスは出発すると
ころ。「おーい、置いていかないで」と呼んだらバスが止まってく
れた。どうやら集合時間前に集まるらしい、回りの中国人に笑われ
る始末。
続く
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