2004.9 中華人民共和国北京のそら
22日・23日・24日・25日・26日・27日・28

 2004年9月26日、今日は旅行のもう一つの目的でもあった北京郊外の廬溝橋を訪ねる。朝食後に地下鉄で前門に行き、バスで六里橋で乗り換え、六里橋から309路バスで廬溝新橋で下車。24日に周口店に行った道と同じだった。川沿いの堤防地帯を上流にしばらく歩くと廬溝橋の入口がある。中国人の観光客が多いが、大型の観光バスが数台止まっている。どうやら日本人の団体で高校生ようだ。何気なくバスに近づいたらその団体旅行は、私の住む県の県立高校の修学旅行ではないか。奇遇というか世間は狭いものだ、懐かしさのあまり教頭先生とおぼしき人物に挨拶したら、向こうもびっくりしていた。高校生が去ったあと入口で10元支払い橋へ。
 
橋の欄干の柱頭には有名な石
の獅子が見られる。橋は金の時
代に造られマルコ・ポーロも橋
の美しさを絶賛したことで有名
だ。石の獅子は、後代に補修さ
れているが同じ造形のものはな
いという。また、この橋は19
37年7月に当地で戦闘が起こっ
て日中戦争に突入した場所でも
あり、日中両国にとって忘れてはならない場所でもある。

 
橋は観光地でもあるが、地元の人が永定河を渡って自転車で行き
来する交通路でもある。

 橋を東側に渡ると日中戦争で日本軍が最初に占領した宛平城が復
元されている。城の西にある威平門を望む。
城内には中国人民抗日
戦争記念館がある。入口で15元支払い、荷物は暗証式のコインロッ
カーに預ける。博物館内は抗日戦争の記録、日本軍虐殺展示室など
がありそれなりの雰囲気だ。見学者は若い人が圧倒的に多い。たぶ
ん中学生から高校生くらいが多かった。日本の博物館ではこの年齢
層の見学者が少ないので、考えさせられるものがある。日本のマス
コミが反日教育うんぬんと報道
しているが、それほどのもので
はない。

 
バスで前門に戻り、天安門広
場の東にある中国国立博物館に
行く。入口には北京オリンピッ
クまでのカウントダウンがあっ
て観光スポットだ。30元の入館
料を払い館内を見学した。以前
の展示とかなり違っていて大部
分が改装工事中で、陶磁器などの名品が立派なケースで展示されていた。この日のお昼は、ジュースと餃子(7元)で済ませ、夕方は王府井の古人類文化遺跡博物館を見学(10元)後に繁華街にくりだした。夕食は、包子と餃子、ビールで15元。少し疲れがたまってきた。

今日の交通費9元、入場料ほか65元、おみやげの中国皇帝トランプ10元、食費25元

 

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