カラー
2004.9 中華人民共和国北京のそら
22日・23日・24日・25日・26日・27日・28日
7:00〜9:00のラッシュアワーは、バスも道路も混んでいるため朝食前にホテル周辺を散歩する。ホテルは北京駅の北西にあり、まわりは下町で胡同(フートン)と呼ばれる古くからの住宅が多い。 早朝の街は、市場が出ていて活気がある。安食堂には、出勤前の労働者が包子や粥、油条などを食べている。
路上で歩きながらパンを頬張る若者をいる。路上で水と筆で達筆の老人、街の書道家なのか?
朝のラッシュをさけて地下鉄で前門へ行き、バスで天橋のス乗り場に行く、917路のバスで房山に出かけるがこれがまさかのオンボロのバス。房山までは50km近いが4.5元なり。バスは郊外の街を経由しながら二時間ほど揺られ、房山へ。ところがどこが街中なのかわからず、しばらく乗っているとさらに郊外に進んでしまった。あわててバスを降りたが市街から15kmは行きすぎた。反対車線にでるとすぐに戻りのバスがきた。やれやれ、中国語がわからないと、とんだ道中である。房山の街中からタクシーを拾って周口店へ、相場は10元らしいが15元と言われた。少し悔しいけれど、回りにタクシーは少なく。ケチらないで目的地へ10分ほどで到着。
博物館は閑散としていて、入場料30元で貸し切り状態でゆっくり石器を観察。礫器はわかるが、剥片やスクレイパーは??博物館の外は散策路になっていて、ゆっくり猿人洞を見学。とても感慨深い。
山を登ると山頂洞、ここは1.5万年前の新人のすみかだ。 周口店の丘から周辺を望む。原人はこんな丘陵を闊歩していたのだろうか?しばし感慨に耽りたい気分だ。博物館の土産屋で12元の絵はがきを購入して、下山。タクシーを拾わねば。恐る恐る店員に英語で「タクシーを拾いたい」と告げると、博物館外の民家を指さすではないか、どうやら白タクを拾うらしい。博物館の下には鉄道が通っているが、これは庶民の足ではなく物資の輸送路だ。周口店からは石灰岩が運び出されているらしい。 博物館下で白タクを拾って房山まで戻る。今度は相場の10元だった。バスターミナルの屋台で麺を小椀で一杯。4元、日本のラーメンとはかなり違う、うどんに近いけど結構おいしい。
バスで天橋に戻り、時間があったので天壇公園に向かう、入園料は通しで35元。夕暮れ近い天壇の祈念堂は少し神秘的でもある。皇帝になった気分で世界平和を祈ろうか。バスでホテルに戻って昨夜とは別の安食堂
へ。本当に今回の旅は貧乏旅行だ(お金がないわけではないが)。ジャガイモ炒めと牛肉麺、ビールで11元なり。コンビニで風呂の後
の缶ビールを購入して、今晩も早く寝る。
交通費42元、入場料65元、食費25元、絵はがき12元