ミャンマー(ビルマ)シャン州チャイントン南東のホーチン村(アカ族)の鍛冶 

鍛冶場
 鍛冶場は、集落内に1軒のみで上屋が存在する。鍛冶屋は、父親と息子が経営する。床面に鍛冶炉があり、鞴は木製の筒型の鞴で横置きで使用する。送風管は木製管で羽口とは接合していない。羽口は赤褐色のシルト質粘土で作られた土製羽口(現地の言葉でミチャー)である。南北折衷系鍛冶技術。

羽口は、山で取れた粘土(ミタン)を手で整形し、水で表面を磨いている。羽口は1シーズンは使用できるという。

 ミャンマー(ビルマ)シャン州チャイントン郊外31マイル村(アカ族)の鍛冶 

鍛冶場
 鍛冶場は、集落内に1軒のみで上屋が存在する。台の上に鞴と鍛冶炉があり、鞴は木製の筒型の鞴で横置きで使用する。送風管と羽口土中に埋められている。羽口は土製のようである。北方系鍛冶技術。


インド デリー市街地の鍛冶(東南アジア周辺の現代鍛冶)

鍛冶工房の様子
 デリー市街の下町では鍛冶屋が見られる。煉瓦でできた竈型の鍛冶炉は、上部に煙突、下部は送風機から構成される。IT技術が進むニューデリーと違って、オールドデリーに近い下町では、鍛冶屋さんがインド工業の基盤を支えている。
近代鍛冶技術。
カラー